今後の研究

台湾の古津波研究がもう少しという所までやってきた。分析と英文論文は8割出来上がり、後は日本語の論文を作り、台湾の雑誌に微化石部分を主にした論文を出せば、なんとか形として残せる。

地質の文山教授には、フィールド費用やアドバイスなど本当にお世話になっている。ただ、台湾の古津波研究に関しては、ある程度見切りを付けて他の研究をした方がいいんじゃないか?みたいな事を時々言われる。理由は、台湾は堆積速度が速いからなんだけれど・・・。
古津波研究、他の地点でも引き続き研究したかったけれど、考え直す時期かもしれない。

教授は以前から「花粉をやれ」とよく言っていた。で、去年花粉の授業を取ったけれども、いまいち魅力を感じられず・・・。でも古環境に魅力が無いという訳ではないんだけれど。

今発掘中の遺跡の話をしてもらい、「古人骨は出てこないの?」と聞いたら未だ無いと。出てくれば、古人骨からDNA分析をしてルーツを遡れるかもしれない、と言ったら、ふ〜んという顔をされたが。





今年の合同大会の時、Kさんの発表を聞いてかなり目からウロコだった。4年時に生態学を学んだとき、ニッチモデルは地質にも使えるんじゃないか、と思った事も有ったから。

生態学的予測モデルの考古学への応用に関する研究
http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/csisdays2011/csisdays2011-ra-pdf/A07.pdf